シラバス詳細

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2020年度
科目名 観光政策論Ⅱ 科目コード 1225 単位数 3
担当者名 深澤 史樹 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
観光政策論Ⅰでは、主に日本の観光政策を中心に展開したが、本講義では欧米、北欧、アジアインド圏の観光政策を中心に展開する。あわせて観光資源の特徴を学ぶ。観光政策学Ⅱを通して、ディプロマ・ポリシーにある、修得した知識および技能により、自ら課題を発見し解決する能力を身につける。
到達目標
・海外における観光資源に対する公共団体の支援と観光資源の質の関係を理解することができる。
・観光地の歴史的背景を習得し、こうした知識によって、ガイドではなくインタープリターとしての資質を身につけることができる。
授業内容
1週目 内容のガイダンス、シンガポールとインバウンド、ハワイとアウトバウンド、日本の観光政策の復習と総括。フランス観光資源の基礎知識
2週目 フランスの観光政策:ジットドフランスなど農村休暇村の背景
3週目 パリの観光政策:オースマンの都市改造からミッテランの都市再生。フュゾ―法の理解
4週目 イギリスの観光政策:B&B、グリーンツーリズムの背景の理解
5週目 ロンドンの観光政策:ストラテージビュー、シビックトラストと都市観光、ストラテジビューの理解
6週目 北欧の観光政策:北欧旅券同盟、ハンザ同盟の活用の現状を理解し、ノルウエーの観光政策を学ぶ
7週目 へルシンキの観光政策と振興の手法:トラム、工場観光の先進国、タリンとの協働観光振興
8週目 講義のまとめ,中間試験
9週目 NZのサスティナブルツーリズム政策:バードサンクチャリーと離島観光の把握
10週目 オーストラリアの観光政策(1):エコツーリズムの事例:ウルル・カタジュタの観光政策
11週目 オーストラリアの観光政策(2):観光都市シドニーの枠組み、観光資源ブルーマウンティンの観光手法
12週目 アジア文化圏:ヒンドゥー教の祖形と観光振興の取り組み:ネパールの文化形成を学ぶ。特にバクタブルの世界遺産と地域経済、文化保全を中心として
13週目 アジア文化圏:仏教文化と観光の両立:インドネシアのジャワ島(イスラム教)とバリ島(ヒンドゥー教)の並立
14週目 アジア文化圏:発展のキーとして観光産業を活用するミャンマーの現状:ヤンゴンの仏教、パガンの仏教
15週目 講義のまとめ,期末試験
16週目 期末テストの返却、講評、追試験等の実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・事前にCoursePowerを通じて配信されるレジメを読み、内容・ポイントを把握しておくこと(所要時間:90分程度)。
・事後の学習は、適宜課される宿題や課題、レジメの見直し等でさらに理解を深める(所要時間:90分程度)。
成績評価の方法・基準
・成績は、中間試験(45%)と期末試験(45%)、小テスト・課題(10%)で評価する。
履修上の留意点
・第1週目のガイダンスは、講義の重要な説明をしますので、必ず出席して下さい。
・成績評価は、11週以上授業に出席した学生を対象とする。
課題に対するフィードバックの方法
・小テストの返却と講評は原則として実施した翌週の講義の中で行います。
テキスト
・特に指定はしません。レジメは事前にCoursePowerからダウンロードしておいて下さい。
参考書
寺前秀一(編著),『観光学全集第9巻 観光政策論』(原書房),2009年,2,400円+税
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