シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 観光地理論Ⅱ | 科目コード | 1222 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 田辺 隆司 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 日本人の出国者数は2019年度には2,008万600人に達しています。当科目は海外の各地域を対象として地理、観光資源について学習します。また、各地における観光形態の変遷や近年の観光動向、社会や文化、歴史の実態について習得します。さらに、総合旅行業務取扱管理者を取得するための基礎的な知識を身につけるとともに、観光資源の発掘や新たな開発等に関する諸問題について絶えず関心を持ち、観光立国を目指す日本に必要とされる能力の醸成を図ります。
- 到達目標
- (1)世界各地の自然環境および観光資源の地域性や魅力を理解できるようになる。(2)各地域の観光形態の変遷や今後あるべき姿について意見を持つことができるようになる。(3)総合旅行業務取扱管理者試験に出題される「海外旅行実務:海外観光地理」に関する知識を理解することができるようになる。
- 授業内容
- 1週目 アジアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(中国)
2週目 アジアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(韓国)
3週目 アジアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(台湾、香港、マカオ)
4週目 アジアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(東南アジア、南アジア)
5週目 ヨーロッパの地勢、観光地理、観光形態の特徴(北ヨーロッパ)
6週目 ヨーロッパの地勢、観光地理、観光形態の特徴(南ヨーロッパ) +定期試験
7週目 ヨーロッパの地勢、観光地理、観光形態の特徴(西ヨーロッパ)
8週目 ヨーロッパの地勢、観光地理、観光形態の特徴(東ヨーロッパ、ロシア連邦)
9週目 アメリカの地勢、観光地理、観光形態の特徴(アメリカ合衆国)
10週目 アメリカの地勢、観光地理、観光形態の特徴(カナダ、アメリカ合衆国・アラスカ州)
11週目 アメリカの地勢、観光地理、観光形態の特徴(中央アメリカ諸国、カリブ海諸国) +定期試験
12週目 アメリカの地勢、観光地理、観光形態の特徴(南アメリカ諸国)
13週目 オセアニアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(オーストラリア)
14週目 オセアニアの地勢、観光地理、観光形態の特徴(ニュージーランド、太平州島嶼国)
15週目 中近東・アフリカ諸国の地勢、観光地理、観光形態の特徴、総合旅行業務取扱管理者に関わる試験問題のポイント +定期試験
16週目 全体の補足説明、定期試験のフィードバック(テスト返却、講評)を行います。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・講義前に、副教材(各地域における地理の概要と観光の特徴)をCoursePower上に公開します。予め、内容をよく読んでから受講してください。
・授業では教材(プリント)を配布します。授業後には、プリントの学習内容と視聴覚教材の内容を、十分によく整理しておいてください。
・週3時間の予習・復習を行ってください。 - 成績評価の方法・基準
- ・成績評価は70%以上授業に出席した履修者を対象とし、3回の定期試験の結果で判定します。
・成績評価に当たっては、受講態度も考慮して判定することがあります。 - 履修上の留意点
- ・私語や遅刻等で注意を受けて改善しない者は、不合格となることがあります。
・テキストとして自作のプリントを配布するので、個別ホルダーに整理・保管してください。
・試験の返却と講評は、原則として翌々週の授業で行います。その際の講評に基づいて、必ず復習をしてください。 - 課題に対するフィードバックの方法
- ・定期試験を返却し正答を公表することによってフィードバックをします。そして、各問題の講評を行って類似の問題に対する考え方を習得します。また、単に知識を記憶することにとどまらず、社会に出てから役立つように国外観光地の動向を紹介することによって応用力を身に着けます。
- テキスト
- ・授業時に自作の教材(プリント)を配布します。また、CoursePower上に自作の副教材を公開します。
- 参考書
- ・帝国書院編集部『旅に出たくなる地図 世界 新訂版』(帝国書院)2,400円
・地理教育研究会(編)『授業のための世界地理 第4版』(古今書院)3,200円