シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 観光事業論Ⅱ | 科目コード | 1219 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 佐藤 博樹 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 本講では、観光事業の概要を学んだ後、個々の観光事業ごとに事業の内容、特性、現状、課題などについてデータや視聴覚資料をまじえながら具体的に検討します。それらを踏まえて、各観光事業が抱える課題をブレークスルーするための方策や未来戦略についても考察します。その際、各観光事業における環境配慮への取り組みについても随時触れます。
- 到達目標
- ①個々の観光事業の内容、特性、現状、抱える課題について、データに基づきながら理解し、修得したそれら知識に基づいて他者に各観光事業の概要を説明できるようになる。
②視聴覚資料も参考にしながら個々の観光事業の現場が抱える課題とその解決に向けた取り組みについて当事者感覚で共感・理解し、自らも具体的な解決策を提案できるようになる。 - 授業内容
- 1週目 観光の定義と観光がもたらす多面的効果、観光産業と観光事業、地域観光事業の展開、観光立地と観光開発などについて
2週目 観光地と観光振興について
3週目 旅行業について(1)(旅行業の定義、機能、メリット、3大業務等)
4週目 旅行業について(2)(旅行業の歴史、旅行会社の分類と代表的な旅行会社等)
5週目 旅行業について(3)(取扱商品、セールス方法、ビジネスモデルの変化等)
6週目 ホテル業・旅館業について(1)(宿泊業の分類、現況、経営状況等)
7週目 ホテル業・旅館業について(2)(ホテルの分類、歴史、所有・運営のしくみ等)
8週目 ホテル業・旅館業について(3)(日本旅館、温泉観光ホテル等)
9週目 航空輸送事業(1)(航空輸送の概念と分類、航空輸送サービスの特性等)
10週目 航空輸送事業(2)(航空自由化、レガシーキャリア、ローコストキャリア等)
11週目 航空輸送事業(3)(アライアンス、空港とその経営問題等)
12週目 鉄道輸送事業(1)(運輸機関輸送分担率、鉄道事業者の分類と事業の種類等)
13週目 鉄道輸送事業(2)(鉄道事業の役割、観光対象としての鉄道事業、主要国内鉄道事業会社の概要と経営上の課題等)
14週目 テーマパーク事業(1)(テーマパークの定義、特徴、コンセプトとテーマ性、分類、立地、現状と課題等)
15週目 テーマパーク事業(2)(ケーススタディー:①TDR、②USJ、③HTB、④その他)
16週目 試験の返却、講評等を実施する。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- ・各週3時間の予習・復習を行うこと。
・教員が配付するプリントの内容やCoursePower上に公開する資料を随時チェックし、予習・復習に活用すること。
・予習:毎回の授業で指示された箇所を予め熟読・理解して、A4用紙1枚にキーワード・専門用語等を要約し、バインダーにファイリングしていくこと。
・復習:図書館で講義内容に対応した関連図書を随時チェックし、知識を増やすよう努めること。 - 成績評価の方法・基準
- ・成績評価は出席率70%以上の履修者を対象とし、4回の試験結果で判定します。
・成績評価に際しては、授業態度も判定要因とすることがあります。 - 履修上の留意点
- ・私語や遅刻などで注意を受け、改善の兆しがない者は不合格となることがあります。
・CoursePower上に公開する自作の資料に加えて自作の資料プリントも多く配布するので、資料プリントの整理保管用のために予めA4版バインダーを用意してください。
- 課題に対するフィードバックの方法
- ・小試験の返却と講評は、原則として小試験実施の翌週の授業の中で行います。
- テキスト
- 「特になし」。印刷した自作の資料プリントを随時配布します。併せて、CoursePower上に資料を随時公開します。
- 参考書
- ・羽田耕治『地域振興と観光ビジネス』(JTB能力開発)2,500円
・高橋一夫『観光のマーケティング・マネジメント』(JTB能力開発)2,500円
・加藤弘治『観光ビジネス未来白書 2018』(同友館)2,500円