シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | コマース研究ゼミナールⅣ | 科目コード | 1212 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 中西 良之 | 開講セメスター | 第7セメスター | 開講年次 | 4年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 経済のグローバル化が急速に進んでおり、それに伴い国際会計基準の導入など企業の財務内容は国際化への対応が求められています。財務会計の基礎知識を習得することによって、企業の財務内容を把握するとともに、北海道企業のグローバル化の実態を調査します。自らの問題意識を持ち、テーマに関する情報収集を行うことによって、企業への分析能力を高めていきます。本講義を通じて、自ら課題を発見し解決する能力を見つけることをねらいとします。
- 到達目標
- 財務会計の応用力を習得することに重点を置きます。会計の概念、資産・負債・純資産などの評価方法などについて、リサーチした内容を各自定期的にプレゼンすることによって自己の意見を明確に相手に伝えることができる能力を養います。地元企業(工場など)を訪問することによって、財務内容、企業戦略、地域産業の景況など現実的な企業の問題を考えていきます。
- 授業内容
- 1週目 イントロダクション:ゼミナールの内容について
2週目 財務会計の機能と制度:財務会計とは何か
3週目 利益計算の仕組み:企業の利益の計算方法
4週目 会計理論と会計基準:制度会計の内容と仕組み
5週目 利益測定と資産評価の基礎概念:損益計算書と貸借対照表
6週目 現金預金と有価証券:流動資産の評価方法
7週目 棚卸資産と売上原価:売上総利益率と原価率
8週目 有形固定資産と減価償却:有形固定資産の評価
9週目 無形固定資産と繰延資産:無形資産の評価と営業権
10週目 負債:負債の評価
11週目 株主資本と純資産:純資産の部の構成
12週目 論文指導:論文のテーマ設定
13週目 論文指導:論文の書き方(形式的な構成)
14週目 論文指導:論文の書き方(論理構成)
15週目 プレゼンテーション(各自のテーマに基づき発表)但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
16週目 プレゼンテーション(各自のテーマに基づき発表) - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 毎回指定する課題を検討のうえ取りまとめ、ゼミの前日までにCourse Powerを通じて提出します。講義中、グループディスカッションを実施する場合はテーマについての調査を事前に行ったうえ受講してください。
- 成績評価の方法・基準
- ゼミナールへの積極的な取り組み、資料収集能力、分析力、プレゼンテーション能力により評価します。
- 履修上の留意点
- 会計学の知識が必要であるため、簿記の基本的な知識を有することが望ましいです。ゼミナールへの積極的な姿勢を重視し、無断欠席は厳禁とします。
卒業論文、ゼミナール論文作成のための準備を進めていきます。 - 課題に対するフィードバックの方法
- 講義中、課題について解答の説明、コメントなどを講評します。
- テキスト
- 内藤文雄「会計学エッセンス(最新版)」(中央経済社)2,600円+税
- 参考書
- 桜井久勝「財務会計講義」(最新版)中央経済社