シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | コマース研究ゼミナールⅢ | 科目コード | 1211 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 柳川 博 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 演習 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 下記のテキストや参考書の内容報告とディベートを通して、日本の高度成長期と現在の経済状況・国際経済関係を比較し、、現在の国際経済・日本経済・地域経済の課題を析出し、それらの課題を解決する道筋を検討する。
- 到達目標
- ①我が国の高度成長期を経済・産業・企業経営・技術革新・社会生活など多方面からアプローチし、成長の軌跡を具体的に把握し、現在の状況との相違を明確にする。
②高度成長期の地域経済と現在の地方の現状を比較し、地域の課題を析出し、解決策を具体的に検討する。
- 授業内容
- 1週目 ガイダンス:ゼミの進め方・課題発見と解決の方法・文献整理の手引き
2週目 人口急減社会の現状と高度成長期の比較
3週目 高度成長期における社会生活の変化
4週目 我が国における技術革新と企業経営
5週目 技術革新の国際的動向
6週目 人口の社会移動の推移
7週目 高度成長のメカニズム
8週目 1950年代と1960年代における政治状況
9週目 平均寿命の推移
10週目 公害問題の発生
11週目 高度成長期の国際経済環境
12週目 高度成長期における景気循環
13週目 高度成長期における地域経済の役割
14週目 「経済成長」とは何か
15週目 人口急減社会の課題
16週目 総合討論(まとめ) - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 報告が予定されるテキストの該当部分を精読し、疑問点や課題などを析出しておくこと。ゼミ終了後は質疑応答や討論等で提示された新たな課題や問題点に対する具体的な解決策を検討する。関連する参考文献や参考資料はoursePowerで紹介するので、その都度確認すること。予習と復習にはそれぞれ2時間以上が必要である。
- 成績評価の方法・基準
- レジュメに基づくプレゼンテーションを2回とレポートの提出を求める。成績については、プレゼンテーションとレポートの内容を70%、質疑応答や討論の内容を30%として評価する。
- 履修上の留意点
- 司会者、報告者、総合討論者を輪番で担当し、テキストを素材としたプレゼンテーシと質疑応答・討論を通じて課題発見学習と問題解決学習を進める。「オフィス・アワー」を利用して学習内容を発展させてみよう。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 報告用のレジュメは必ず事前に提出し、内容の検討を行う。新たな課題に関するレポートはコメントを付して返却する。
- テキスト
- 吉川 洋『高度成長 日本を変えた6000日』(中公文庫)800円+税
- 参考書
- 吉川 洋『人口と日本経済』(中公新書)
増田寛也k『地方消滅』(中公新書)
なお、必要に応じてCoursePowerで紹介する。