シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 中小企業経営論 | 科目コード | 1421 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 村松 祐二 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 経済構造の著しい変化は、中小企業経営にも様々な影響を与えています。経営基盤を失い存続が困難化する中小企業が続出する一方で、社会のイノベーターとして高い関心が寄せられる中小企業も出現しています。講義では、悲観的あるいは楽観的な固定的先入観を避け、中小企業経営がおかれている現実を総合的に理解し、個々の中小企業経営が直面する様々な課題を発見し解決する能力を身につけることをねらいとします。
- 到達目標
- 中小企業経営の歴史と実態の学習をとおして、中小企業の経営やそこで働くことの意義を、経済・社会との関連で広く多面的に理解します。
- 授業内容
- 1週目 中小企業とは何か-量的規定と質的規定について
2週目 日本経済と中小企業①-経済民主化
3週目 日本経済と中小企業②-戦後復興
4週目 日本経済と中小企業③-高度成長
5週目 日本経済と中小企業④-知識集約化
6週目 日本経済と中小企業⑤-国際化
7週目 地域産業政策の変遷-主要テーマの興亡 + テスト
8週目 誕生経済の姿-創業の形態
9週目 イノベーターとしての中小企業①-ベンチャー・ビジネスの実態と起業家
10週目 イノベーターとしての中小企業②-ベンチャー・ビジネス論
11週目 企業の孵化器-ビジネス・インキュベーター
12週目 成長支援-ベンチャー・キャピタル
13週目 中小企業の経営戦略①-課題の克服と戦略的経営の可能性
14週目 中小企業の経営戦略②-競争戦略
15週目 規制緩和と経済特区-産業クラスター構想 + テスト
16週目 15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は補講授業を行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 中小企業は家業や生業を含め幅が広く全体像が把握しにくい反面、地域経済や住民生活と密着した身近な存在から実態が判り易いという特徴も備えています。新聞、テレビ、ネット等の地域ニュースではたびたび取り上げられるので、そうした報道には日頃から注意し接してください。講義では現在進む経営問題にたびたび触れるので、とてもよい勉強になります。
- 成績評価の方法・基準
- 評価にあたっては講義終盤におこなう筆記試験の成績が中心ですが、講義の理解度を確認するため途中おこなう小テストの結果も加味して、最終的に評価します。
- 履修上の留意点
- 講義では一テーマを数週間にわたり話すこともあるので、根気よく聴講してください。また中小企業の特に経営について興味があれば、企業経営戦略論の受講を併せて勧めます。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 答案やレポートでは事実や論理に基づく論述式表現を求めるので、課題提出後の講義中に具体的記述方法を含め解説をおこないます。
- テキスト
- 特になし。
- 参考書
- なし。