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2020年度
科目名 流通論 科目コード 1415 単位数 2
担当者名 高宮城 朝則 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 実務経験
授業のねらい
コンビニエンス・ストアのオーナーと本部の対立をめぐる昨今のニュースは、われわれが日常的に行う買い物や消費行動の背後には、複雑で多様な流通の仕組みが存在していることを教えている。商品の社会的流通の仕組みは、経済における生産と消費を結びつける役割を担っている。そこでは多くの担い手が様々な活動を行っており、その集積が市場を形成し、経済・社会の基盤をなしている。本授業は市場の構造と動態について流通論の立場から講義を行い、流通・マーケティング現象をよりよく理解するための基礎知識を習得することを目的とする。授業では流通にかかわるテーマ・トピックについて受講者に課題作成を求め、授業でのその報告とディスカッションを行う。これにより現象を理論的にとらえる思考方法の習得をめざす。
到達目標
流通システムの役割と構造について基礎知識を習得する。
流通の主要な担い手である卸売業と小売業について、現実世界における動きを流通論の理論・概念で説明できる。
現実世界における動きから流通論に新たな知見を加えることができる。
授業内容
1週目 ガイダンス(授業の内容、進め方)、市場の成り立ちと流通システム
2週目 流通システムの役割と構造
3週目 流通による媒介の原理
4週目 流通システムの発展とその条件(1)―流通環境(商品、技術、消費)の変化
5週目 流通システムの発展とその条件(2)―商業の発展と統合
6週目 流通システムの発展とその条件(3)―マーケティング
7週目 日本の流通システムの史的発展過程
8週目 日本の小売業の史的発展過程、中間試験
9週目 日本の卸売流通の史的発展過程
10週目 地域流通の変遷:北海道の家電流通の事例分析
11週目 現代における流通システムの展開(1)―インターネットと流通の発展、グローバル化
12週目 現代における流通システムの展開(2)―物流機能の高度化とサプライ・チェーン・マネジメント
13週目 現代における流通システムの展開(3)―消費の変質とグローバル化
14週目 現代における流通システムの展開(4)―書籍出版物の事例分析
15週目 中小商業問題、期末試験
16週目 全体の総括と展望、期末試験講評
準備学習(予習・復習)等の内容
授業で使用する教材・資料等を事前に告知するので、それに基づいて予習をすること。
毎回の授業では前半にその日の授業内容を講義し、後半は受講者による課題の取り組みとディスカッションを行う。
その日の最後に授業内容に関わる課題を提示するので、それに基づいて復習をすること。
成績評価の方法・基準
中間試験および期末試験の成績、課題への取り組み、授業でのディスカッションへの参加の程度に基づき、総合的に評価する。
履修上の留意点/課題に対するフィードバックの方法
流通の理解を深めるにはマーケティングの基礎的な知識を持つことが望ましい。このためマーケティング関連科目を併せて受講することを勧める。
日常的に接する流通現象に関心を示す姿勢をとることが本授業の理解を促すことになる。
授業での課題やディスカッションに積極的に取り組むことが求められる。
テキスト
指定しない。
参考書
高嶋克義(2012)『現代商業学(新版)』(有斐閣)¥2,310
田村正紀 (2001) 『流通原理』(千倉書房)¥2,750