シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 企業経営論Ⅱ | 科目コード | 1195 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 村松 祐二 | 開講セメスター | 第5セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 企業経営の展開について学びます。企業活動を企業間競争を有利に展開し最大の利潤を獲得するための企業行動という視点から始めて順次整理し、それがどのような形で具体化してきたかを理解します。その上で現在進行中の企業を取り巻く様々な制度的変化を比較・検討します。
- 到達目標
- 企業経営論Ⅰで学習した企業経営における基礎的知識をもとに、企業の形態や規模による経営上の特質やグローバル展開について理解します。習得した知識・技能により、企業経営上の課題を自ら発見・解決する能力を身につけます。
- 授業内容
- 1週目 欲望渦巻く東インド会社-株式会社の先駆的事例
2週目 競争が企業形態を生んだ-競争・資本調達のメカニズムと会社制度の変遷
3週目 人的会社から物的会社へ-合名・合資会社と株式会社
4週目 中小企業と日本社会-株式会社の優位性
5週目 株の仕組み-株式と上場
6週目 会社はだれのものか-企業とステークホルダー
7週目 会社の仕組み-トップ・マネジメント組織とコーポレート・ガバナンス + テスト
8週目 寡占的競争の現実-カルテルを中心に
9週目 企業の合併・買収と売却-トラストとコンツェルン
10週目 企業集団とは何か-日本型企業システムの成立と変容
11週目 事業を再編する-戦略的な提携とM&A
12週目 アメリカ企業黄金の50・60年代-多国籍企業の成立
13週目 資本は国境を越えて-多国籍企業の実態
14週目 ネットワーク・ビジネスの展開-公益事業の歴史と規制緩和
15週目 公的資本はどこへ行く-公企業の歴史と民営化 + テスト
16週目 15週目までの授業内容を実施出来なかった場合はを行います。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- この講義では多くの企業事例について、たびたび言及することになります。ビック・ビジネスが中心となる企業経営を理解するには、まず経済ニュースに日常的に接し、内容を抵抗なく理解することから始めてください。こうして身につけた習慣は将来の就職活動でも大変効果が期待できます。
- 成績評価の方法・基準
- 講義終盤に実施する筆記試験の成績が中心ですが、途中おこなう講義の理解度の確認を兼ねた小テストの結果を加算し、最終的に評価します。
- 履修上の留意点
- 講義は週ごとに独立した内容になるよう心がけていますが、進捗状況によっては、週をまたいで話をしますので、欠席する場合は注意して下さい。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 答案やレポートでは事実や論理に基づく論述式表現を求めるので、課題提出後の講義中に具体的記述方法を含め解説をおこないます。
- テキスト
- 特になし。プリントを配布します。
- 参考書
- なし。