シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 流通戦略論Ⅰ | 科目コード | 1506 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 田村 亨 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 生産物が消費者の手に渡るためには、生産と消費を結びつける流通機能が必要である。企業の流通への対応がマ-ケティング戦略や企業活動全般に大きな影響を与えるため、流通戦略の立案と実施は重要である。本講義では、①企業と消費者の時空間の中での行動理論、②企業のマ-ケティング・チャネル戦略、③流通企業の戦略、という枠組みで体系的に流通戦略を理解する。また、都市計画との関係から商業立地と施設配置に関わる課題を解いて、流通戦略の実践的な課題解決能力を身に着ける。
- 到達目標
- ・流通システムについて、チャネル理論、商業理論を理解し、用語を的確に使えるようになる
・流通戦略を形成している諸要因を理解し、多様な流通システムを成り立たせている要因、またその変化のメカニズムを分析できるようになる
・商業立地と施設配置に関わる実践的な課題を解決できるようになる
・以上をとおして、習得した知識および技能により、自ら課題を発見し解決できるようになる
- 授業内容
- 1週目 流通システムの基本的なりたちとしての商流
2週目 流通システムの基本的なりたちとしての物流・情報流
3週目 流通システムの課業としての品揃え形成
4週目 流通システムの課業としての投機と遅延
5週目 消費者の行動:立地・購買プロセス
6週目 小売業者の戦略:チェ-ンオペレ-ション
7週目 小売業者の戦略:カテゴリ-マネジメント
8週目 小売業者の戦略:サプライチェ-ン
9週目 卸売業者の戦略:ビジネスモデル
10週目 サプライヤ-の戦略:製品戦略
11週目 サプライヤ-の戦略:価格戦略
12週目 サプライヤ-の戦略:プロモ-ション戦略
13週目 土地利用計画 (商業立地と施設配置に関わる演習)
14週目 商業施設計画 (商業立地と施設配置に関わる演習)
15週目 交通施設計画 (商業立地と施設配置に関わる演習)
16週目 流通戦略について + 試験 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 授業は、「講義」と「ケ-ス・ディスカッション」から構成され、与えられた課題について討論するため予習が必要となる。(予習)講義の中で次回講義のキーワードを示すので、インターネットを用いで調べてくる。(復習)広義の理解が不十分な箇所を明確にして、次回講義で質問できるように準備をする。30分以上の予習・復習を行うこと。
- 成績評価の方法・基準
- ケ-ス・ディスカッションと小テスト(40%)、期末試験(60%)で評価する
- 履修上の留意点
- 公表データを用いた具体的な実証分析が求められる。第1週から第12週の授業では各回に小テストを実施するとともに、第13週から第15週の演習ではレポ-トの提出を課す。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 毎回、講義の中で小テストを実施し、その講評をその授業の終わりに口頭でコメントする
- テキスト
- 講義時に資料を配布する
- 参考書
- 石原武政・武村正明編著『1からの流通論』(碩学舎) 2008年 2400円