シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 金融システム論Ⅰ | 科目コード | 1197 | 単位数 | 3 |
---|---|---|---|---|---|
担当者名 | 松原 英二 | 開講セメスター | 第4セメスター | 開講年次 | 2年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 近年の世界経済は大きな転換点を迎えているといえる。米ソ冷戦構造の終焉に伴い、あらゆる分野で世界的規模の市場統合という現象が加速している。これにより金融リスクも増大かつ多様化する傾向を強めており、これまでの金融システムの変革を促す大きな要因ともなっている。
この授業ではこれまでの伝統的な金融システムの問題点を明示し、それらの原因を考えながら今後の金融システムのあり方について検討したいと思う。 - 到達目標
- ・経済や金融についての一般的な理解を深める。
- 授業内容
- 1週目 金融の役割について
2週目 貨幣の歴史とその機能について
3週目 貨幣経済の特長について+ディスカッション
4週目 銀行の歴史(17~18世紀の英国ロンドン)
5週目 銀行の歴史(産業革命以降)
6週目 金融市場の役割(インターバンク市場)
7週目 金融市場の役割(オープン市場)
8週目 中央銀行の役割
9週目 金融政策について(中央銀行、日銀)
10週目 金融政策について(公定歩合・公開市場操作)
11週目 外国為替市場の役割(円高・円安)
12週目 外国為替市場の役割(経常収支)+ディスカッション
13週目 わが国の金融構造の特徴について
14週目 わが国の銀行の経営戦略について
15週目 今後の銀行の姿
16週目 まとめ・試験 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- テキストを熟読すること。日経新聞の1面、2面、3面を通読し特に金融関連の記事に注目すること。
- 成績評価の方法・基準
- 試験、レポート、受講態度を総合的に勘案して評価する。
- 履修上の留意点
- 授業中に授業内容以外の行為に及ぶ受講生には厳しく対応するので真面目に授業に取り組んで欲しい。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 16週目に定期テストの返却および講評を行います。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
- テキスト
- 『金融論』昼間文彦著 新世社 2,550円+税
- 参考書
- 『銀行員 大失職』岡内 幸策著 日本経済新聞出版社 1,600円+税