シラバス(詳細)

印刷する
2020年度
科目名 現代中国論B 科目コード 1528 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 実務経験 報道関係
授業のねらい
日本の隣人であり、世界第2の経済大国となった中華人民共和国について、1949年の建国以降の歴史を把握します。中国で国際報道に従事した担当教員の経験を参照しながら、安定的な日中関係を築く妨げとなっている課題を各自で探り、地域の将来像について自分なりの展望を持つことを目指します。
到達目標
毛沢東による新中国建国から現在の習近平政権まで、現代中国の歴史の流れを理解し、中華圏出身者とより深いコミュニケーションが可能になるような知識を習得します。同時に日中関係の歴史について基本的な知識を習得し、今後の日中関係には多様な可能性が存在することを把握します。
授業内容
1週目 冷戦と中国建国。現在の中国の外交現場を紹介しながら、建国期と現代の国際関係の特徴を比較します。
2週目 国共内戦と戦後復興の歩み。現在の中国の教育現場で国共内戦がどのように教えられているかを踏まえ、内戦が中国建国に持つ意味を考察します。
3週目 社会主義とはいえなかった中国。
4週目 社会主義化の過程
5週目 文化大革命の背景と破綻。文革終結から40年以上を経た現在でも、文革が中国では政治的に敏感な話題である背景を分析します。
6週目 社会主義社会の画一構造
7週目 戦後台湾の出発+テスト
8週目 植民地下の香港の役割。2010年前後から香港で断続的に続く社会運動の現場の様子を紹介し、その背景を歴史的に考察します。
9週目 改革開放の広がり
10週目 天安門事件の背景と影響。1989年の民主化運動が現代中国に持つ意味について、民主化運動の従事者のインタビュー を紹介しながら分析します。
11週目 冷戦終結が中国に与えた影響
12週目 南巡講話と市場経済化
13週目 改革・開放が社会に与えた影響。イノベーションを生み出し続ける中国の「大衆資本主義」の現場を紹介しながら、改革・開放が中国経済の成長に与えた意味を考察します。
14週目 「復帰」後の香港
15週目 中華民国から台湾へ+テスト
16週目 将来の日中交流の方向性。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学習(予習・復習)等の内容
テキストの課題箇所を読み、分からない語句について、高校の歴史教科書、図書館などで調べておく。毎週、予習復習に合計2時間を確保し、要約とコメントを作成する。
講義で配布する復習教材に沿って授業内容をふり返り、次週に提出してください。
成績評価の方法・基準
全ての課題を提出し、全てのテストを受験した履修者のみを成績評価の対象とします。
授業中の質問・コメントの頻度と内容(約20%)、課題の内容(約20%)、および各テストの成績(約60%)を総合して評価します。
履修上の留意点/課題に対するフィードバックの方法
中国語学習者の履修を勧めます。
前期「現代中国論A」の内容をもとに講義を行います。必ず「A」を履修してください。
テキスト
久保亨ら編『現代中国の歴史 両岸三地100年のあゆみ 第二版』(東京大学出版会)3080円
※現代中国論Aと同じテキストです。
参考書
尾形 勇、 岸本 美緒『中国史』(山川出版社)3780円
天児慧『巨龍の胎動』(講談社) ※出版元に在庫がありません。図書館で借りてください