シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 比較経済論B | 科目コード | 1172 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 柳川 博 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 日本の経済とアメリカの経済の比較を通して、国際社会における生活慣習や環境の相違に基づく多様な価値観や世界観の存在を理解し、国際的な視野に立つ異文化コミュニケーション能力を身につけることをねらいとする。
- 到達目標
- ①日本とアメリカの経済に関する様々な情報を複眼的・論理的に分析し、表現できる能力を養う。
②日本とアメリカの経済比較を通して多文化・異文化に関する知識を豊富化し、その理解を深める。
これら2つの目標を達成し、国際ビジネス、国際観光の分野において、グローバルな活動を担うための基礎的な知識と能力を修得する。 - 授業内容
- 1週目 ガイダンス:アメリカ経済の概観
2週目 アメリカの産業構造(農業・製造業・サービス生産産業の現況)
3週目 新産業の発展(製造業の国際競争力;情報通信革命)
4週目 アメリカの金融動向(商業銀行制度と金融政策;証券売買のメカニズム)
5週目 1980年代以降の金融動向
6週目 企業経営の特質①(大企業と中小企業;巨大企業の経営システム)
7週目 企業経営の特質②(ベンチャービジネスの動向) + 第1回試験
8週目 企業経営の特質③(アメリカにおけるコーポレートガバナンス) + 第1回試験の返却と講評
9週目 アメリカの労働問題(アメリカ的労使関係)
10週目 アメリカの国民生活(所得水準と貧困率;リストラ下の労働問題)
11週目 政府の経済的役割(政府関与の歴史的変化)
12週目 アメリカの財政(連邦と地方の関係;レーガン財政とその後の展開)
13週目 グローバル化とアメリカ経済①(貿易動向と貿易政策)
14週目 グローバル化とアメリカ経済②(資本移動)
15週目 アメリカの対外経済政策 + 第2回試験
16週目 21世紀の日米経済関係の課題 + 第2回試験の返却と講評 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 次回講義日までに講義資料をCoursePowerに掲載するので、講義内容の概略を把握し、疑問点を確認して講義に臨む。講義後は、配布された参考資料と講義プリントを復習し、問題点を解決しておく。講義内容に関連する練習問題をCoursePowwer上に掲載するので復習と発展学習に利用する。予習と復習はそれぞれ週2時間程度必要である
- 成績評価の方法・基準
- 試験を2回行う。試験は80%(40%×2回)、講義へのコミットメント(質疑応答、レポート作成など)を20%として評価する。なお、全15週のうち、10週以上授業に出席した学生を成績評価の対象とする。
- 履修上の留意点
- 講義に関連する連絡事項はCoursePower上でも行うので、その都度確認すること。試験については、それぞれ次回に返却し、注意すべき点などを講評する。私語は一切認めない。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 実施した試験について、添削し、コメントを付して翌週に返却する。あわせて全体の講評を行う。
- テキスト
- 特に指定しない。講義プリントと参考資料を配布する。
- 参考書
- ロバート・ゴードン『アメリカ経済 成長の終焉(上・下)』(日経BP社)
有賀夏紀『アメリカの20世紀(上・下)』(中公新書)
ProQuest Statistical Abstract of the United States 2022..
なお、必要に応じてCoursePowerや講義中に紹介する。