シラバス詳細

シラバス(詳細)

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2020年度
科目名 経済理論B 科目コード 1160 単位数 2
担当者名 深澤 史樹 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
この授業は、ケインズ・モデルおよびIS-LMモデルをすでに理解していることを前提に進める。主な内容は、インフレーションの動学、オープン・マクロ理論、成長理論、景気循環理論、マクロ経済政策の有効性などである。このような多角的な経済学的アプローチを通して、とりわけ、わが国の経済成長に関わる課題解決への論理的な経路を自ら発見することをねらいとする。
到達目標
・日常の経済ニュースを、種々の経済モデルに関連づけて考えることができ
る。
・外生変数や与件の変動が理論的帰結にどう影響するかを概ね洞察できる。
・モデルの結論と現実の事象の不一致が生じる理由を推測できる。
授業内容
1週目 失業とインフレーション(1)フィリップス曲線と労働市場理論
2週目 失業とインフレーション(2)インフレと予想(期待)形成
3週目 失業とインフレーション(3)インフレーションの動学
4週目 オープン・マクロ(1):国際収支、為替市場と資本移動、BP曲線の定義
5週目 オープン・マクロ(2):マンデル=フレミング・モデル
6週目 オープン・マクロ(3):マンデル=フレミング・モデルにおける政策効果
7週目 『一般理論』の動学化とケインジアンの成長モデル+小テスト
8週目 新古典派の成長モデルと成長会計
9週目 貯蓄決定・投資決定メカニズムと経済成長
10週目 内生的成長モデルとその意義
11週目 景気循環と外生的成長モデル
12週目 マクロ経済政策の有効性(1)ケインジアンversus 新古典派
13週目 マクロ経済政策の有効性(2)公債問題と中立命題
14週目 マクロ経済政策の有効性(3)ニューケインジアンの政策理論
15週目 マクロ経済政策の有効性(4)政策当局の行動と政策効果+期末テスト
16週目 期末テストの返却、講評、追試験等の実施。ただし、やむを得ず15週目までの授業内容を実施できなかった場合は補講授業を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・事前にテキスト、CoursePowerを通じて配信されるレジメを読み、内容・ポイントを把握しておくこと(所要時間:90分程度)。
・事後の学習は、適宜課される宿題や課題、レジメの見直し等でさらに理解を深める(所要時間:90分程度)。
成績評価の方法・基準
・成績は、小テスト・課題(70%)と期末試験(30%)で評価する。
履修上の留意点
・第1週目のガイダンスは、講義の重要な説明をしますので、必ず出席して下さい。
・成績評価は、11週以上授業に出席した学生を対象とする。
課題に対するフィードバックの方法
・小テストの返却と講評は原則として実施した翌週の講義の中で行います。
テキスト
N・グレゴリー・マンキュー(著),足立英之(他訳),『マンキュー マクロ経済学Ⅰ入門篇(第4版)』(東洋経済新報社),2017年, 3,800円+税
参考書
N・グレゴリー・マンキュー(著),足立英之(他訳),『マンキュー経済学Ⅱマクロ編(第4版)』(東洋経済新報社),2019年, 4,000円+税
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