シラバス(詳細)

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2020年度
科目名 異文化ゼミナール 科目コード 1152 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第2セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
北海道との経済交流が盛んな中国はどんな国で、なぜ30年で発展途上国から経済大国へと変貌したのでしょうか?急成長の陰で、どんな問題を抱えているのでしょうか?テキスト講読や映画作品を通して、中国社会が内包する多様性と課題を、各自が発見することを目指します。
到達目標
中国社会や政治の基本構造を理解し、初級中国語を生かしてグローバルなコミュニケーション力を強化します。
中国語の資料を活用し、中国社会や経済の現状を、日本と比較しながら把握できるようになります。
授業内容
1週目 初級中国語を生かした資料収集の手法;
2週目 中国の国家資本主義とは? ;「コロナ禍」に対応する中国経済
3週目 大衆資本主義の力;中国製造業を支える「エコシステム」
4週目 中国経済の二つの罠+プレゼンテーション
5週目 中国映画『至福のとき』から分析する改革開放の光と影
6週目 中国の法制度について;香港問題の核心
7週目 法治国家建設の路線図;香港問題の今後の展望と影響
8週目 中国の法律とは;AI技術と法治国家建設
9週目 中国社会の構造; 「関係主義」社会のしくみ 
10週目 中国映画『初恋のきた道』から振り返る中国社会の構造変化
11週目 格差社会と党への信頼; 社会関係資本と中国社会
12週目 中国に民主化は必要か?; 民主化をめぐる複数の視点
13週目 リーダーとしての弁護士たち; 中国社会のNPO
14週目 インターネットと中国の市民社会; 中国独自のSNS
15週目 習近平政権と中国社会; 中国社会の展望
16週目 中国映画『四川のうた』と地域開発。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
インターネットや新聞で中国・香港・台湾と関係のあるニュースに触れてください。
毎週、予習復習に合計2時間を確保し、テキストの該当箇所を事前に読み、要約とコメントを作成してください。テキストの要約について、授業で内容を毎回確認します。
成績評価の方法・基準
授業中の質問・コメントの頻度と内容(約10%)、プレゼンテーションとレポートの内容(約40%)、および課題の内容(約50%)を総合して評価します。
課題の提出を以て出席とします。
履修上の留意点
授業では、中国語メディアの記事や動画、映画など中国語の資料も使います。学習した内容を簡単な中国語で話す練習も行います。
履修者は中国語学習の経験があることが望ましいです。
授業は、GoogleMeetを使ったリアルタイムのオンライン授業と対面授業を組み合わせます。
課題の提示や提出と返却はオンラインで行いますので、コースパワーとグーグルクラスルームを毎回の授業の前後に確認してください。
授業中のほか、コースパワーのQ&Aでも質問を受けます。
課題に対するフィードバックの方法
コースパワーとグーグルクラスルームを通じて、提出された課題の採点結果とコメントを個別に連絡します。
課題についての質問は、コースパワーのQ&Aで受けつけます。
テキスト
川島真編著『よくわかる現代中国政治』(ミネルヴァ書房)2500円
社会文化ゼミナールと同じテキストです。
参考書
梶谷懐『日本と中国経済』(筑摩書房)972円
多田麻美『映画と歩む、新世紀の中国』(晶文社)2268円