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2020年度
科目名 市民社会と自由B 科目コード 1123 単位数 3
担当者名 見附 陽介 開講セメスター 第2セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 講義 実務経験
授業のねらい
現在、我々が生きるこの市民社会は何を目指し、そしてどのように失敗してきたのか。これを学ぶためにこの講義では現代社会を形作る様々な仕組みを分析し、とくに市民社会の発展のなかでの自由の獲得と喪失というテーマを追究する。とりわけ本講義では、19世紀以降の時代を中心に自由に関わる様々な経済・文化現象を学ぶことで、世界の多様な生活環境・社会体制のなかでコミュニケーション能力を発揮するための知的な土台形成を行う。
到達目標
・発展した市民社会における「自由」の意義が理解できるようになる。
・「自由」に関する様々な現代的課題を捉えられるようになる。
・自身の置かれた社会状況を分析するための知的な観察力・洞察力を身につける。
授業内容
1週目 オリエンテーション:バーリンの自由論
2週目 市民社会と自由 А峺えざる手」(アダム・スミス)
3週目 市民社会と自由◆Д潺襪亮由論
4週目 市民社会と自由:全体主義と自由からの逃走(フロム)
5週目 まとめ/第一回試験
6週目 自由と経済 Ю澤彈腟租合理主義の批判(ハイエク)
7週目 自由と経済◆Э啓由主義と国家の役割
8週目 自由と経済:労働と疎外(マルクス)
9週目 自由と経済ぁЦ率性と労働者の自治
10週目 まとめ/第二回試験
11週目 管理社会と権力 У律訓練と監視(フーコー)
12週目 管理社会と権力◆物理環境の社会機能(アクターネットワーク理論)
13週目 自由と福祉 Ь祿欧亮匆馘構成の理論
14週目 自由と福祉◆С発としての自由(セン)
15週目 まとめ/ 第三回試験
16週目 テスト返却/質問受け付け(なお、期間中に休講があった場合は補講授業を行う)
準備学習(予習・復習)等の内容
講義題目の人物名・キーワードに即して参考書などを読み、事前に知識を整理しておくこと。思想の社会背景としての世界史の流れについても事前に把握しておくこと。配布されたハンドアウトや授業ノートなどをもとに講義内容を復習するとともに、参考書などを使って補足的知識を自身で調べ学習すること。
成績評価の方法・基準
3回の試験の合計点および平常点(減算方式)によって評価する。
履修上の留意点/課題に対するフィードバックの方法
板書内容だけでなく口頭での説明なども積極的にノートに取ること。なお出席は基本的にすべての回に出席することを前提とし、6回以上の欠席がある者は評価の対象としない。
テキスト
特になし。
参考書
エーリッヒ・フロム著、日高六郎訳『自由からの逃走』(新版)、東京創元社、1965年。
その他、適宜講義内で紹介する。