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2020年度
科目名 哲学と社会思想B 科目コード 1121 単位数 3
担当者名 見附 陽介 開講セメスター 第2セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
社会思想と社会意識との不可分な関係を明らかにし、近代の政治・社会思想史を学ぶ。マキアヴェッリとホッブズに加え、スミス、ヘーゲルの市民社会論について考える。本講義では、これらの学習を通じて国家、社会、国際関係に関わる幅広い教養の獲得を目指す。
到達目標
・近代政治理論の根底にある様々な哲学的思考様式を学ぶことによって、政治的なものの基本概念である権利、法、道徳、正義について批判的に考えることができるようになる。
授業内容
1週目 プロローグ
2週目 ヘレニズムの政治学
3週目 ローマ法とキケロの国家論
4週目 原始キリスト教の世界観
5週目 古代ヨーロッパ社会とキリスト教
6週目 トマス・アクィナスの神学と政治学
7週目 宗教と政治/第一回試験
8週目 マキアヴェッリ
9週目 宗教改革と個人の発見
10週目 新しい政治学
11週目 社会契約論。ホッブズとロック
12週目 社会契約論。ルソー
13週目 スミスの社会思想
14週目 ヘーゲルの市民社会論
15週目 近代の政治・社会思想/第二回試験
16週目 テスト返却/質問受け付け(なお、期間中に休講があった場合は補講授業を行う)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
参考書や高校の世界史の教科書を読んで基礎知識を整理しておくこと。配布されたハンドアウトや授業ノートをもとにして講義内容を復習すること。予習・復習どちらにおいても哲学者本人の著作をいくつか読んでおくのが望ましい。
成績評価の方法・基準
2回の試験で評価する。
履修上の留意点
板書内容だけでなく口頭での説明なども積極的にノートに取ること。なお出席は基本的にすべての回に出席することを前提とし、6回以上の欠席がある者は評価の対象としない。
課題に対するフィードバックの方法
試験に関して、答案返却時に講評を行い、問題構成の解説と解答および解答のための知識と理論の補足説明を行う。必要の場合には、講義内容の再度の確認も行う。
テキスト
特になし。
参考書
佐々木毅著『宗教と権力の政治 「哲学と政治」講義II』講談社学術文庫、2012年。
坂本達哉著『社会思想の歴史』名古屋大学出版会、2014年。
教職課程をとる者は『学習指導要領』(文部科学省)も随時参照すること。