シラバス詳細
シラバス(詳細)
2020年度 |
科目名 | 哲学と社会思想A | 科目コード | 1120 | 単位数 | 3 |
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担当者名 | 見附 陽介 | 開講セメスター | 第1セメスター | 開講年次 | 1年次 |
授業の方法 | 講義 | 到達目標 | 実務経験 | 無 | |
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 社会思想が思想である限り、哲学と不可分の関係にある。さらに社会思想が社会から発生する限り、それは多様な生活意識と必然的に結びついている。本講義では、このような観点から古典の哲学・政治学について学ぶことで、グローバル時代のビジネスを通じて様々な国・文化の人々と交流する際に求められる国家、社会、国際関係に関わる幅広い教養の習得を目指す。
- 到達目標
- ・政治理論の根底にある様々な哲学的思考様式を学ぶことによって、政治学の基本概念である権利、法、正義、道徳について批判的に考えることができるようになる。
- 授業内容
- 1週目 プロローグ
2週目 ホメロスの世界
3週目 ポリスの発生
4週目 自由の政治体制、ヘロドトス
5週目 ポリスにおける法の発展
6週目 フューシスとノモス(1)自然の法
7週目 フューシスとノモス(2)自由の法
8週目 ソフィストの政治思想
9週目 ソクラテスの政治・倫理学/第一回試験
10週目 古典政治学の成立/プラトン
11週目 politeia
12週目 アリストテレスの哲学と政治学
13週目 アリストテレスの行為論
14週目 アリストテレスのポリス政治学
15週目 ポリス的善を実現するための政治学/第二回試験
16週目 テスト返却/質問受け付け(なお、期間中に休講があった場合は補講授業を行う) - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 参考書や高校の世界史の教科書を読んで基礎知識を整理しておくこと。配布されたハンドアウトや授業ノートをもとにして講義内容を復習すること。予習・復習どちらにおいても哲学者本人の著作をいくつか読んでおくのが望ましい。
- 成績評価の方法・基準
- 2回の試験によって評価する。
- 履修上の留意点
- 板書内容だけでなく口頭での説明なども積極的にノートに取ること。なお出席は基本的にすべての回に出席することを前提とし、6回以上の欠席がある者は評価の対象としない。
- 課題に対するフィードバックの方法
- 試験に関して、答案返却時に講評を行い、問題構成の解説と解答および解答のための知識と理論の補足説明を行う。必要の場合には、講義内容の再度の確認も行う。
- テキスト
- 特になし。
- 参考書
- 佐々木毅著『よみがえる古代思想 「哲学と政治」講義Ⅰ』講談社学術文庫、2012年。
佐々木毅著『宗教と権力の政治 「哲学と政治」講義Ⅱ』講談社学術文庫、2012年。
その他、適宜講義中に紹介する。
教職課程をとる者は『学習指導要領』(文部科学省)も随時参照すること。