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2019年度
科目名 国際金融システム論特殊講義 科目コード 8013 単位数 2
担当者名 伊藤 正直 開講時期 1後 開講年次 1年次
授業の到達目標及びテーマ
国際金融システムについて、その制度、組織、機能を体系的に把握すること、そのことを通して、国際金融理論の習得を容易にすることを到達目標とする。
授業の概要
20世紀の国際金融システムの変遷を概観し、当該期国際金融システムの構造と機能を、歴史的・理論的・実証的に明らかにする。また、この検討を通して、現在の国際金融危機の根因とその克服策を検討する。
授業計画
1週目 国際金融システムをどのようにとらえるか―課題と方法
2週目 金融危機の国際比較(1)―1980年代のアメリカ
3週目 金融危機の国際比較(2)―1990年代初頭の北欧
4週目 金融危機の国際比較(3)―1997年アジア通貨金融危機
5週目 日本の1990年代金融システム不安(1)―バブルの形成
6週目 日本の1990年代金融システム不安(2)―バブルの崩壊
7週目 日本の金融システム改革(1)―橋本「6大改革」
8週目 日本の金融システム改革(2)―小泉「構造改革」とその後
9週目 金融危機の歴史比較(1)―世界大恐慌への道
10週目 金融危機の歴史比較(2)―世界大恐慌とブロック経済化
11週目 金融危機の歴史比較(3)―昭和恐慌と日本経済
12週目 今次金融危機の推移と危機対策
13週目 今次金融危機の性格と背景(1)―基軸通貨とは何か
14週目 今次金融危機の性格と背景(2)―グローバル化と通貨の管理
15週目 危機克服に必要なこと
テキスト
伊藤正直『なぜ金融危機はくり返すのか』旬報社、2010年
参考書・参考資料等
後で指定する。
成績評価の方法・基準
定期試験および小テストで行う。