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2019年度
科目名 経営分析論特殊講義 科目コード 8011 単位数 2
担当者名 橋元 理恵 開講時期 1前 開講年次 1年次
授業の到達目標及びテーマ
経営分析の目的は企業を知ることである。財務情報による定量的分析とともに定性的な分析についても理解し、実際に企業の経営分析をできるようになることが本授業の目標である。
授業の概要
企業は、ヒト、モノ、カネ、情報を活用し、日々事業活動を行い、財やサービスを社会に提供している。これらの事業活動の成果を分析することが経営分析である。
財務諸表は、企業情報の宝庫といわれるように、事業活動の経済的側面からみた成果を示すものである。一方で、事業活動を行うためには、戦略やビジネスシステムが必須であり、経営者の能力、ブランド力、組織能力といった財務諸表にあらわれない要素も事業活動の成果に関係している。
この講義では、事業活動の成果について、定量的分析とともに、定性的分析についてもケースを交えながら検討し、経営分析できる能力を修得する。
授業計画
1週目 イントロダクション:経営分析の目的と方法
2週目 貸借対照表、損益計算書
3週目 安全性の分析
4週目 収益性の分析
5週目 CVP分析
6週目 生産性の分析
7週目 成長性の分析
8週目 キャッシュフロー計算書、キャッシュフロー計算書の分析
9週目 企業価値の分析(EVA、MVA)
10週目 定量的分析の演習
11週目 定性的な分析(業界構造、競争戦略)
12週目 テキストマイニング
13週目 総合的分析(1)定量的分析
14週目 総合的分析(2)定性的分析:戦略、ビジネスシステム
15週目 総合的分析(3)定性的分析:ブランド力、組織能力
16週目 総括、議論
テキスト
橋元理恵『先端流通企業の成長プロセス』白桃書房、2007年。
上記テキストのほかレジュメを配布する。
参考書・参考資料等
適宜指示する。
成績評価の方法・基準
課題に取り組む姿勢、進捗状況、レポート、期末試験により総合評価する。