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2022年度
科目名 東アジア政治思想A 科目コード 1531 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
社会の構造や課題を読み解く手がかりとして、社会学の草創期から現代に至る主要な論者の学説を学びながら、東アジア社会が抱える問題や可能性を分析します。そのうえで、歴史的な事象をとりあげながら、アジア社会と社会学理論とを結びつけるよう試みます。
到達目標
社会学の理論を手がかりに、日本・韓国・中国の東アジア主要3カ国の社会構造や課題を考察できるようになること。
異なる社会を客観的に比較する視点を持ち、異なる社会・文化背景を持った他者とより深いコミュニケーションをできるようになること。
授業内容
1週目 社会学の定義と歴史
2週目 親密性と公共性
3週目 公共性について日中韓の国際比較
4週目 相互行為と自己
5週目 社会秩序と権力
6週目 権威主義体制における権力構造
7週目 組織とネットワーク
8週目 中国のネットワークと「関係主義」社会
9週目 メディアとコミュニケーション
10週目 権威主義社会におけるメディアの役割
11週目 歴史と記憶
12週目 集合的記憶としての「日中戦争」
13週目 空間と場所
14週目 圧縮された近代としての日中の都市空間
15週目 環境と技術
16週目 調査学習についてディスカッション。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
(予習 毎週60分間)指定したテキストを事前に通読し、意味が分からない箇所に印をつけ、Googleクラスルームから質問してください。重要だと思う箇所にはアンダーラインを引いてください。
(復習 毎週60分間)授業終了後、テキストと授業の配布資料を再読し、課題を実施してGoogleClassroomから提出してください。
成績評価の方法・基準
課題の内容(約30%)、および各テストの成績(約70%)を総合して評価します。
課題を全て提出し、すべてのテストを受験した履修者のみを成績評価の対象とします。
履修上の留意点
課題提示や提出はオンラインで行いますので、コースパワーとグーグルクラスルームを毎回の授業の前後に確認してください。
テキストを完全に理解することよりも、とにかく読み通し、疑問点や面白いと思ったことを講義での発言や質問に生かすようにしてください。
課題に対するフィードバックの方法
GoogleClassroomを通じて課題の採点結果とコメントを個別に連絡します。
課題の内容や採点結果についての質問を随時、GoogleClassroomで受けつけます。
テキスト
長谷川公一、浜日出夫ら著『社会学 新版 変貌する社会を言葉にするために』(有斐閣)3850円
東アジア政治思想Bと同じテキストを使います。
参考書
瀧口夕美『民族衣装を着なかったアイヌ』(SURE)2700円