シラバス(詳細)

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2022年度
科目名 東アジア政治思想B 科目コード 1532 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
アジア社会の構造を読み解く手がかりとして、社会学の主要な論者の学説を学びながら、アジア社会が抱える問題や可能性を分析します。そのうえで、日本・中国・韓国の東アジアやグローバルな社会的事象と理論とを結びつけるよう試みます。
到達目標
1)社会学の理論を手がかりに、日本・韓国・中国の東アジア主要3カ国の課題と展望を考察できるようになること。
2)異なる社会を客観的に比較する視点を持ち、異なる社会背景を持った他者との共生を肯定的に考えられるようになること。
授業内容
1週目 医療・福祉と自己決定
2週目 福祉国家と社会主義国家
3週目 国家とグローバリゼーション
4週目 グローバリゼーションの受益者と「グローバリゼーションの象の鼻」
5週目 家族とライフコース
6週目 個人化する社会と東アジア
7週目 ジェンダーとセクシュアリティ
8週目 東アジアの#Me Too 運動
9週目 エスニシティと境界
10週目 少数民族の社会状況をめぐる日本と中国の比較
11週目 格差と階層化
12週目 格差社会と学歴
13週目 文化と再生産
14週目 社会運動と社会構想
15週目 コロナ禍でみられた社会運動
16週目 共生社会についてディスカッション。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
(予習 毎週60分間)指定したテキストを事前に通読し、意味が分からない箇所に印をつけ、Googleクラスルームから質問してください。重要だと思う箇所にはアンダーラインを引いてください。
(復習 毎週60分間)授業終了後、テキストと授業の配布資料を再読し、課題を実施してGoogleClassroomから提出してください。
成績評価の方法・基準
課題の内容(約30%)、および各テストの成績(約70%)を総合して評価します。
課題を全て提出し、すべてのテストを受験した履修者のみを成績評価の対象とします。
履修上の留意点
課題提示や提出はオンラインで行いますので、コースパワーとグーグルクラスルームを毎回の授業の前後に確認してください。
テキストを完全に理解することよりも、とにかく読み通し、疑問点や面白いと思ったことを講義での発言や質問に生かすようにしてください。
課題に対するフィードバックの方法
GoogleClassroomを通じて課題の採点結果とコメントを個別に連絡します。
課題の内容や採点結果についての質問を随時、GoogleClassroomで受けつけます。
テキスト
長谷川公一、浜日出夫ら著『社会学 新版 変貌する社会を言葉にするために』(有斐閣)3850円
東アジア政治思想Aと同じテキストを使います。
参考書
飯田俊郎、櫻井義秀編著『アンビシャス社会学』(北海道大学出版会)2160円