シラバス(詳細)

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2022年度
科目名 比較企業形態論 科目コード 1408 単位数 2
担当者名 伊藤 昭男 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 講義 到達目標 実務経験 無 
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
個々の企業のコーポレート・ガバナンスは、各国の歴史・風土等の違いから形成される制度によって影響される。本講義では、日本企業のコーポレート・ガバナンスの特徴をアメリカおよび東アジア諸国との比較を通じて理解することがねらいである。
到達目標
日本企業のコーポレート・ガバナンスの特徴を理解する。
東アジア(とくに中国)の企業のコーポレート・ガバナンスの特徴を理解する。
授業内容
1週目 イントロダクション(講義の概要、方針)、コーポレート・ガバナンスとは何か:所有と経営の分離
2週目 コーポレート・ガバナンスとは何か:エージェンシー問題
3週目 アメリカ型ガバナンスの特徴と限界:株式による経営者のモニタリング
4週目 アメリカ型ガバナンスの特徴と限界:経営者へのインセンティブ付与、株式市場を利用するアプローチ
5週目 日本型ガバナンスを再検討する:企業系列
6週目 日本型ガバナンスを再検討する:日本独自のメインバンク・システム、日本のメインバンクはガバナンス機能を果たしたか
7週目 日本の銀行のガバナンス:金融危機の何が問題か
8週目 日本の銀行のガバナンス:銀行のガバナンスと規制の役割
9週目 日本の銀行のガバナンス:ガバナンスの空白、『第1回試験』
10週目 東アジア企業のガバナンス構造:家族支配企業のガバナンス
11週目 東アジア企業のガバナンス構造:アジア危機とコーポレート・ガバナンス、財閥の功罪
12週目 東アジア企業のガバナンス構造:中国の経済発展
13週目 コーポレート・ガバナンスの将来展望:アメリカ型ガバナンスは浸透したか、日本の企業行動はアメリカ型に移行するか
14週目 コーポレート・ガバナンスの将来展望:ステイクホルダー型ガバナンス
15週目 講義全体の要点復習。『第2回試験』
16週目 講義の講評。期間途中で休講が生じた場合は、補講を実施する。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習:事前にテキストを読んでおくこと(60分)。
復習:テキストおよび講義ノートにより要点を理解し、重要事項は記述整理しておくこと(60分)。
成績評価の方法・基準
2回の試験結果で評価する。
履修上の留意点
成績評価は原則10週以上授業に出席した学生を対象とする。
講義に関する連絡事項はCoursePower上で行うのでその都度確認すること。
なお、講義中の私語は認めない。


課題に対するフィードバックの方法
試験結果について講評する。個人別試験結果については希望に応じる。
テキスト
必要に応じてCoursePowerや講義内にて紹介する。
参考書
必要に応じてCoursePowerや講義内にて紹介する。