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2022年度

科目名	異文化ゼミナール	科目コード	1152	単位数	2
担当者名	保坂　智	開講セメスター	第2セメスター	開講年次	1年次
授業の方法	講義	到達目標		実務経験	無
ナンバリング		※DP（ディプロマポリシー）と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ（商学科・観光産業学科）参照

授業のねらい: 元来「異文化」であった漢字漢文を、古代人はどのように吸収し仮名和文を創出したのか、男性的役割であった漢文日記を女性が和文で書くようにするためには何が必要だったのか。その端緒を『土佐日記』を読解し探る。都／雛、男／女、漢字／仮名といった〈文化〉の成立を考える。
到達目標: ・日本人は漢字文化圏に属し二重言語構造の中に生きていることを理解する。
・和語／漢語、和文／漢文、古典日本語／現代日本語の特性を理解する。
・比較を通して「解釈」とはどのような営みなのかを体験的に学習する。
授業内容: 1週目ガイダンス（ゼミナールの進め方、『土佐日記』について）
2週目担当者①　（12月21日分）
3週目担当者②　（12月22日、23日分）
4週目担当者③　（12月24日、25日分）
5週目担当者④　（12月26日分）
6週目担当者⑤　（12月27日分）
7週目担当者⑥　（12月28～1月1日分）
8週目担当者⑦　（1月2日～6日分）
9週目担当者⑧　（1月7日前半分）
10週目担当者⑨　（1月7日後半と8日分）
11週目担当者⑩　（1月9日前半分）
12週目担当者⑪　（1月9日後半と10日分）
13週目担当者⑫　（1月11日分）
14週目レポート発表
15週目返却、解説
16週目課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。
準備学修（予習・復習）の具体的な内容及びそれに必要な時間: （予習）対象の範囲を必ず読んで、気になった表現等を調べておくこと。訳の違いを指摘し、自分の解釈や意見を述べて、活発なディスカッションをできる準備を整えておくこと。（90分）　
担当者はレジュメ作成し人数分コピーしておくこと。（180分）
（復習）復習し疑問点を確認し、レポートに備えておく。（30分）
成績評価の方法・基準: レジュメの作り方、発表のわかりやすさ、疑問点の適切さ、レポートのできとともに、毎時間の質問等の発言を加味する。担当箇所の発表60％、ゼミナール中の発言や参加態度40％。
履修上の留意点: 授業の性質上必ず出席することはもとより、レポーターに積極的に質問をし、討議を活性化させることを期待する。
課題に対するフィードバックの方法: 提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行う。
テキスト: 西山秀人校注『土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス』（角川ソフィア文庫）660円
参考書: 鈴木健一『古典注釈入門』（岩波現代全書）2592円
小松英雄『土左日記を読みなおす』（笠間書院）2640円
その他適宜紹介する。