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2022年度

科目名	日本文学と日本語A	科目コード	1130	単位数	3
担当者名	保坂　智	開講セメスター	第1セメスター	開講年次	1年次
授業の方法	講義	到達目標		実務経験	無
ナンバリング		※DP（ディプロマポリシー）と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ（商学科・観光産業学科）参照

授業のねらい: グローバル化が進み他国の人と交流する機会が増えたからこそ、いっそう自国の文化への理解が求められている。また、現在の自分が拠って立つ地点を認識し「世界」で生きていくためには、日本人や日本文化についての知識を増やし、理解を深めることが必要だろう。そのために古典文学作品の読解を通して、「日本的」とされる文化がどのように形成されてきたのかを探っていきたい。
到達目標: ・代表的な日本古典文学の内容を理解する
・各作品が成立した時代の政治的文化的状況を説明できるようになる
・現代日本との共通点や相違点、他のアジア諸国との共通点や相違点を発見できるようになる
授業内容: 1週目ガイダンス（授業方針、なぜ「日本」「古典」「文学」なのか）　
2週目上代の文学①（万葉集）
3週目上代の文学②（古事記）
4週目中古の文学①（古今和歌集）
5週目中古の文学②（竹取物語）＋第１回試験
6週目中古の文学③（伊勢物語）
7週目中古の文学④（源氏物語）
8週目中世の文学①（新古今和歌集）
9週目中世の文学②（平家物語）
10週目中世の文学③（徒然草）　＋レポートの課題提示
11週目中世の文学④（風姿花伝／能・狂言）
12週目近世の文学①（奥の細道）
13週目近世の文学②（雨月物語）
14週目近世の文学③（日本永代蔵）
15週目近世の文学④（冥途の飛脚／人形浄瑠璃）＋第２回試験
16週目課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。
準備学修（予習・復習）の具体的な内容及びそれに必要な時間: （予習）教科書を読んで初読の感想を書き、各作品について事典や国語便覧などで概要を理解し、疑問点やわからなかった箇所をチェックする。（120分程度）
（復習）授業の内容を復習し、本文の理解や初読の感想からの変化を確認する。（60分程度）
成績評価の方法・基準: 試験を2回、レポートを1回課す。試験50％、レポート30％、講義へのコミットメントは20％として評価する。なお、5回欠席した場合は評価の対象としない。
履修上の留意点: ・（電子）辞書を持参すること
・教科書に掲載されていない作品はプリントを配布する
課題に対するフィードバックの方法: 提出されたレポートにコメントをつけてフィードバックを行う。
テキスト: 秋山虔ら編『日本古典読本』（筑摩書房）1988年、1320円
参考書: ・加藤周一『日本文学史序説上・下』（ちくま学芸文庫）
・『新編日本古典文学全集』（小学館）
なお、必要に応じて適宜Course Power上で紹介する。