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2019年度
科目名 臨床教育学 科目コード 1312 単位数 2
担当者名 大友 秀人 開講セメスター 第5セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
児童生徒の問題行動が多発する今日、問題行動に陥った子どもの内面を探り、適切な対応と、その後の予防に努めることは教師に課せられた緊要な課題である。そのため、生徒の悩みや不安を察知する鋭敏な感受性を育成し、必要に応じてカウンセリングの技術や知識を用い、学校で起きている諸問題を解決する能力を身につけることをねらいとする。
到達目標
授業を受ける学生が、学校現場で起きている諸問題に対して、カウンセリングの理論や方法論の視点で分析・判断できるようになること。
授業内容
1週目 臨床教育学の意義と内容
2週目 臨床教育学の必要性(調査・発表)
3週目 文化・社会の中の教育、日本の社会と教育(調査・発表)
4週目 グループエンカウンターの理論(折衷主義、進め方)
5週目 グループエンカウンターの実際(触れ合い体験、エクササイズ)
6週目 カウンセリングの理論(自己理論・精神分析理論・行動理論)
7週目 学校での教育相談、カウンセリングの進め方
8週目 ピアへルパーについて(調査・発表)
9週目 ロールプレイング(ロールプレイングの進め方と留意点)
10週目 カウンセリングスキル(言語技法)
11週目 カウンセリングスキル(非言語技法)
12週目 保護者との面接(進め方、留意点)(調査・発表)
13週目 教師のメンタルヘルス(レポート作成)
14週目 事例研究(事例研究の進め方と留意点)
15週目 学校での不適応行動の理解と対応(レポート作成)
16週目 課題へのフィードバック(但し、やむを得ず、15週目ま
での授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行う)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
予習は、テキストの事前学習を行うとともに、指示による予習課題に取り組むこと。復習は、毎時間行う小テストでできなかったところを調べておくこと。日頃から、カウンセリングの知見で判断できるように興味・関心を払うこと。
成績評価の方法・基準
成績評価は、授業態度、毎時間の課題・小テスト、レポート作成や調査・発表などにより、総合的に判断する。
履修上の留意点
授業では、対話のある授業でシェアリング(振り返り)を行い、単に知識の量を増やすことより、思考方法を獲得することを目的とする。それ故、授業中、受け身的にならず、積極的に参加することを望む。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
日本教育カウンセラー協会編『ピアヘルパーハンドブック』図書文化¥1,500+税
参考書
日本教育カウンセラー協会編『ピアヘルパーワークブック』図書文化¥1,500+税