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2019年度
科目名 旅行企画論 科目コード 1430 単位数 2
担当者名 田辺 隆司 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 近年、「体験したい」や「感動を味わいたい」などの、旅行者のニーズの変化や多様化を背景に、新たな旅行商品が発売されています。当科目では旅行商品を企画するための知識、一般的な募集型企画旅行やエコツアーを始めとしたニューツーリズムの企画作成の流れを習得します。また、総合旅行業務取扱管理者を取得するための基礎的な知識を身につけます。さらに、観光資源の発掘や新たな開発等に関する諸問題について絶えず関心を持ち、観光立国を目指す日本に必要とされる能力の醸成を図ります。
到達目標
(1)募集型企画旅行の企画に関する幅広い知識を理解できること、(2)近年の観光地が抱える問題や求められるニーズを理解できること、(3)国内・総合旅行業務取扱管理者試験問題を正しく解答するために、国内・海外旅行実務を理解できること。
授業内容
1週目 旅行商品の種類と定義、旅行業者の種類
2週目 旅行企画の特性と企画性−造成のための知識と意義−
3週目 募集型・受注型企画旅行と手配旅行の特徴
4週目 旅行商品のリスクマネジメント−旅程保証・旅程管理、特別補償−
5週目 旅行商品の流通、旅行商品の宣伝・販売
6週目 募集型企画旅行の特徴−格安タイプとフルサービスの違い−
7週目 国内旅行の増加の背景と国内旅行商品の変遷
8週目 海外旅行自由化と海外旅行商品の変遷 +定期試験
9週目 旅行企画に対する旅行者のニーズとウォンツ
10週目 旅行企画の現状−着地型旅行商品の発展と特徴−
11週目 ニューツーリズムの概念と定義、日本各地の事例
12週目 ニューツーリズムの商品化における課題と展望、
13週目 観光地の課題と展望(1)(地域ブランドの創造、地域団体商標制度)
14週目 観光地の課題と展望(2)(観光地における観光客誘致の手法)
15週目 観光地へのアクセス(LCCの利用による旅行企画) +定期試験
16週目 全体の補足説明、定期試験のフィードバック(テスト返却、講評)を行います。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・講義前に、教材(配付教材の要点等)をCoursePower上に公開します。予め、内容をよく読んでから出席してください。
・授業では教材(プリント)を配付します。また、授業後にプリントや視聴覚教材の学習内容について、十分によく整理してください。
・週3時間の予習・復習を行ってください。
成績評価の方法・基準
・成績評価は70%以上授業に出席した履修者を対象とし、2回の定期試験の結果で判定します。
・成績評価に当たっては、受講態度も考慮して判定することがあります。
履修上の留意点
・私語や遅刻などで注意を受けて改善しない者は、不合格となることがあります。
・テキストとして自作のプリントを配付するので、個別ホルダーに整理・保管してください。
・試験の返却と講評は、原則として翌週の授業で行います。その際の講評に基づいて、必ず復習をしてください。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
・授業時に自作の教材(プリント)を配付します。また、CoursePower上に自作の教材を公開します。
参考書
・藤本幸男・森下晶美『旅行商品企画の理論と実際』(同友館)2,200円
・折戸晴雄『旅行マーケティングの戦略―商品企画と経営』(玉川大学出版部)2,200円