シラバス(詳細)
2019年度 |
科目名 | 地域観光論 | 科目コード | 1429 | 単位数 | 2 |
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担当者名 | 伊藤 昭男 | 開講セメスター | 第6セメスター | 開講年次 | 3年次 |
授業の方法 | 到達目標 | 実務経験 | |||
ナンバリング | ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科・観光産業学科)参照 |
- 授業のねらい
- 人口減少および少子高齢化が進行する今後の地方においては、これまでの単なる延長的な対応ではなく、イノベーションを伴った対応が重要である。本講義では観光イノベーションの基礎となるロジック(論理)を学習することを通じて、観光振興および地域振興において自ら課題を発見し解決する能力を身につけることがねらいである。
- 到達目標
- 観光イノベーションおよび関連事例に関する知識を理解することを通じて、観光の国際化時代に対応した地域観光振興を考える力を身につけることが目標である。
- 授業内容
- 1週目 講義の方針、人間と観光の関係性に関するロジック
2週目 サービス財と物財の関係性についてのロジック
3週目 地方における観光イノベーションの重要性、観光イノベーションに関する理論的概念的考え方(ヒヤラーガー)
4週目 観光イノベーションに関する理論的概念的考え方(ホール&ウィリアムズ、ウィリアムズ&ショウ)、地方における観光イノベーションへの示唆
5週目 復習としてのグループ・ディスカッション、復習テスト(1)
6週目 観光資源論の再考と観光イノベーション、ジンマーマンの資源論、コンスタンチン&ラッシュの資源マネジメント論
7週目 地方の経済発展に関するジェイコブズの考え方の重要性、ジェイコブズの考え方の骨子
8週目 都市の基本的発展メカニズム、ジェイコブズの考え方と関係アプローチ、ジェイコブズの考え方からみた地方における観光イノベーションの推進と地方の経済発展への示唆
9週目 復習としてのグループ・ディスカッション、復習テスト(2)
10週目 地方都市による観光イノベーション戦略の取り組み事例
11週目 観光イノベーションによる都市再生戦略の参考事例
12週目 観光推進組織のイノベーション(1)
13週目 観光推進組織のイノベーション(2)
14週目 国際航空旅客流動と観光イノベーション
15週目 復習としてのグループ・ディスカッション、復習テスト(3)
16週目 復習テストに対するフィードバック(講評等)を実施する。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。 - 準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
- 週3時間の予習・復習を行うこと。特にテキストは講義に対応して事前に読んでおくこと。また重要ポイントの確認および理解が不十分であった点については復習して十分な理解に努めること。
- 成績評価の方法・基準
- 復習テスト(3回)の評価(3回×30点=合計90点)とグループ・ディスカッションの評価(10点)を総合して評価する。
- 履修上の留意点
- ・遅刻は原則として欠席扱いとする。
・成績の評価は11週以上授業に出席した学生を対象とする。
・復習テストの結果を返却するとともに講評・解説を実施する。 - 課題に対するフィードバックの方法
- テキスト
- 伊藤昭男『観光ビジネス・エコノミクス概論』(批評社、2017年)2200円
- 参考書
- 枝廣淳子『地元経済を創りなおす』(岩波新書、2018年)780円