シラバス(詳細)

印刷する
2019年度
科目名 国際ビジネスコミュニケーション 科目コード 1419 単位数 2
担当者名 堤 悦子 開講セメスター 第6セメスター 開講年次 3年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
この講義は,アジア太平洋地域の政治・社会・国際関係を理解することをねらいます。グローバル企業が活躍するビジネスシーンで,その背景と日本がアジアにいながら西欧的な工業国となって発展してきたアジア地域のフォーメーションを理解しましょう。
到達目標
毎回テキストをあらかじめ読んできてもらい,最初にテストをします。講義は,テストの講評をベースにして,討論をすすめます。機会があれば国際間で活躍している実務家も招へいします。新卒採用の多くの企業がグローバル企業であり,受講者がいずれ社会人になるのに必要なビジネスの背景を理解できるようになることが目標です。
授業内容
1週目 「アジア・アメリカの接触領域の形成」というテーマを例に,翌週からの講義の手順を解説します。<テキスト第1章を読んきてください>
2週目 アジア・アメリカの接触領域の形成:アメリカ市民という存在の境界線
3週目 日本の国際的地位と医療保険制度の変遷
4週目 占領期日本におけるアメリカ政治介入の想定外効果
5週目 日本人のアイデンティティ
6週目 人種,平等とアメリカの1924年移民法の考察
7週目 戦後日本社会のアイデンティティ
8週目 日米両国における外周環境と教育業績:比較
9週目 大衆文化と東アジアの地域主義
10週目 冷戦期における日米関係
11週目 ODAを理解する
12週目 アジア太平洋経済協力と日本
13週目 よりよい未来にむけた日中関係の再構築
14週目 日米経済関係における財界人の役割
15週目 アメリカのヘゲモニーという文脈におけるアジア基軸
16週目 グローバルビジネスの新展開
外部から実務家を招聘予定
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
毎回テキストの指定箇所をあらかじめ読んでいることが予習です。これを前提にしたテストを行います。このテストの講評が自身の復習の契機になります。該当している箇所を読んでおかないと,成績評価の点数の基準を満たすことができず単位が認定されません。漫然と講義にでてくるだけで評価されることはありません。理解して討論に真摯に参加することが重要です。
成績評価の方法・基準
全回出席してください。テスト,講義の中で行う質疑応答や討論への参加で評価します。努力することは十分尊重されますし,就職活動など個別の状況も考慮します。単に顔を出していたというような出席では,合格点がとれる評価ができません。コミュニケーション能力を発揮して,議論に参加できるようになるここと,その他積極性や努力を加味します。
履修上の留意点
就職に関する活動やボランティア活動,教育実習に関連した活動などは,多様性の見地から,大いに支援します。そのためにこの講義時間に出席できない場合は,事前にお知らせの上,のちに証拠となるようなものをご持参ください。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
杉田米行編『アジア太平洋地域の政治・社会・国際関係』(明石書店)
参考書
講義の中で随時紹介します。