シラバス(詳細)

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2019年度
科目名 現代中国論B 科目コード 1528 単位数 2
担当者名 佐藤 千歳 開講セメスター 第4セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
日本の隣人であり、世界第2の経済大国となった中華人民共和国について、1949年の建国以降の歴史を把握します。基本的な歴史知識をもとに、安定的な日中関係を築く妨げとなっている課題を各自で探り、地域の将来像について自分なりの展望を持つことを目指します。
到達目標
毛沢東による新中国建国から現在の習近平政権まで、現代中国の歴史の流れを理解し、中華圏出身者とより深いコミュニケーションが可能になるような知識を習得します。同時に日中関係の歴史について基本的な知識を習得し、今後の日中関係には多様な可能性が存在することを把握します。
授業内容
1週目 冷戦と中国建国
2週目 国共内戦と戦後復興の歩み
3週目 社会主義とはいえなかった中国
4週目 社会主義化の過程
5週目 文化大革命の背景と破綻
6週目 社会主義社会の画一構造
7週目 戦後台湾の出発+テスト
8週目 植民地下の香港の役割
9週目 改革開放の広がり
10週目 天安門事件の背景と影響
11週目 冷戦終結が中国に与えた影響
12週目 南巡講話と市場経済化
13週目 改革開放が社会に与えた影響
14週目 「復帰」後の香港
15週目 中華民国から台湾へ+テスト
16週目 将来の日中交流の方向性。やむを得ず16週までの内容を実施できな かった場合は補講授業
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
テキストの課題箇所を読み、分からない語句について、高校の歴史教科書、図書館などで調べておく。予習の時間を十分に確保し、要約とコメントを作成する。
講義で配布する復習教材に沿って授業内容をふり返り、次週に提出してください。
成績評価の方法・基準
授業中の質問・コメントの頻度と内容(約20%)、課題の内容(約30%)、および各テストの成績(約50%)を総合して評価します。
履修上の留意点
中国語学習者の履修を勧めます。
前期「現代中国論A」の内容をもとに講義を行います。必ず「A」を履修してください。
復習教材とテストは、毎回の内容について、評価できる点と改善すべき点を個別に指摘します。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
久保亨ら編『現代中国の歴史 両岸三地100年のあゆみ』(東京大学出版会)2800円
※「現代中国論A」と同じテキストです。
参考書
尾形 勇、 岸本 美緒『中国史』(山川出版社)3780円
天児慧『巨龍の胎動』(講談社) ※出版元に在庫がありません。図書館で借りてください