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2019年度
科目名 環境科学論 科目コード 1409 単位数 2
担当者名 田辺 隆司 開講セメスター 第3セメスター 開講年次 2年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 高齢化やストレスによる疾病の増加、非正規雇用を背景とした労働意欲の減退など、職場環境の悪化が伝えられています。これらは労働災害につながることも多く、その解決は喫緊の問題です。労働者が安全で健康的に業務を実施できるために、職場環境の衛生管理は必須です。そこで、社会に出て衛生管理を実践するための知識と技能を身につけます。また、労働災害の原因を科学的に分析する手法を学び、作業環境の改善、快適作業場の実現に向けた労働政策に関する諸問題を、実践的に解決できる能力の醸成を図ります。
到達目標
(1)労働者の健康障害を防止するための、健康診断の企画・実施、職場の点検、従業員への労働衛生教育などを職場において実施できること、(2)職場環境に関した分野で、専門家として活躍する衛生管理者の日常業務を遂行できること。(3)労働衛生管理の基本概念や関係法令について理解し、日常業務で使用できること。
授業内容
1週目 一般作業環境-衛生管理体制、衛生教育-
2週目 一般作業環境-作業環境要素、作業環境と健康-
3週目 一般作業環境-温熱・視・空気環境、有害生物-
4週目 一般作業環境-救急蘇生法(一次救命処置、応急手当)-
5週目 有害作業環境-有害作業環境と健康管理-
6週目 有害作業環境-有害物質と職業性疾病-
7週目 有害作業環境-有害エネルギーと職業性疾病-
8週目 有害作業環境-作業環境管理- +定期試験
9週目 有害作業環境-作業環境測定、指定作業場-
10週目 有害作業環境-作業環境改善と局所排気装置-
11週目 作業改善と健康-作業管理と産業疲労-
12週目 作業改善と健康-一般健康診断-、労働衛生保護具
13週目 作業改善と健康-特殊健康診断-、衛生委員会
14週目 労働安全衛生法、労働衛生関係法令
15週目 衛生管理業務、衛生管理者国家試験の要点 +定期試験
16週目 全体の補足説明、定期試験のフィードバック(テスト返却、講評)を行います。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
・授業前に教材(各週の概要と基礎的問題)をCoursePower上に公開します。予め、内容をよく読み問題を考えてから受講してください。
・授業では教材(プリント)を配付します。また、授業後にプリントや視聴覚教材の学習内容を、十分によく整理してください。
・週3時間の予習・復習を行ってください。
成績評価の方法・基準
・成績評価は70%以上授業に出席した履修者を対象とし、2回の定期試験の結果で判定します。
・成績評価に当たっては、受講態度も考慮して判定することがあります。
履修上の留意点
・私語や遅刻などで注意を受けて改善しない者は、不合格となることがあります。
・テキストとして自作のプリントを配付するので、個別ホルダーに整理・保管してください。
・試験の返却と講評は、原則として翌週の授業で行います。その際の講評に基づいて、必ず復習をしてください。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
・授業時に自作の教材(プリント)を配付します。また、CoursePower上に自作の教材を公開します。
参考書
・中央労働災害防止協会(編)『衛生推進者必携』(中央労働災害防止協会) 900円
・中央労働災害防止協会(編)『衛生管理者のためのリスクアセスメント』(中央労働災害防止協会) 1,000円