シラバス(詳細)

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2019年度
科目名 異文化ゼミナール 科目コード 1152 単位数 2
担当者名 舛田 佳弘 開講セメスター 第2セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
 大学生になって半年、みなさんの顔つきもだいぶ変わってきたでしょう。
 他方で、半年もたつと、そろそろ初心を忘れて、だらけてくる頃ではありませんか。何を勉強したらよいかわからなくなったら、とりあえず外国語を一生懸命やってみよう。英語が向いていないと思う人は中国語を始めてもいいでしょう。
 専門知識としては経済学的な見方にも触れるべきでしょう。結論の妥当性は皆さん自身に判断してもらうしかありませんが、数学的論理の現実への応用は思考の幅を広げるものと期待できます。
 戦後の日本は廃墟のなかから立ち上がり、めざましい経済発展をとげ、比較的安定した社会をきずいてきました。
 しかし、他方では環境汚染、バブル経済、原発事故など、けっしてよその国に誇ることのできない事態も経験してきました。
 そのような正と負の経験をみなさんと共有することによって、日本やアジアの今後のめざすべき方向を見出すことができるのではないでしょうか。
 皆さんの考えはさまざまでしょうが、ゼミ生同士の対話を通じて、それぞれがアジアの発展に向けて新たな地平を目指せればと考えます。
到達目標
1.近現代日本の社会・経済について概要を理解すること。
2.近現代日本とアジアの関係について概要を理解すること。
3.今後の国際的関係の構築に向けて、自分なりの見解を述べることができる。
以上の目標を達成した上で、実際に異文化(海外など)を体験するすることが望ましい。
授業内容
1週目 ガイダンス:ゼミの進め方と発表順の決定
2週目 1:日本の戦争経験から何を学ぶか
3週目 2:政治と経済の民主化
4週目 3:予想を上まわる高度成長
5週目 4:高度成長のひずみ
6週目 5:日本型資本主義の特徴
7週目 6:バブル経済
8週目 7:日本型経営とその変化
9週目 8:戦後アジア諸国の変遷
10週目 9:アジアの国々とどうつきあうか
11週目 10:アジアの架け橋に
12週目 A&Bグループ発表(本講義のテーマの範囲内で自由テーマ)
13週目 C&Dグループ発表(テキストの範囲内で自由テーマ)
14週目 E&Fグループ発表(テキストの範囲内で自由テーマ)
15週目 G&Hグループ発表(テキストの範囲内で自由テーマ)
16週目 全体ディスカッション及びフィードバックレポートの作成(但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講授業を行う。)
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
 発表者はA3で1枚のレジュメを作成します。
全員が毎回、前もってテキストを読んで、問題点を整理してきて下さい。
 
成績評価の方法・基準
事前の資料調査、作成された発表等:20%、
自由発表のプレゼンテーション:30%
議論への参加姿勢(発言など):20%
口頭発表に対するフィードバックレポート等:30%
履修上の留意点
 ゼミは全て出席して、ゼミの仲間と議論し合うものですので、3分の2以上の出席が評価の前提です。
 ゼミのテーマに大いに関心があり、積極的にみなと意見交換したいという人に集まっていただきたい。あまり関心もないのにこのゼミを選択したということのないようにお願いします。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
皆さんの希望を聞き、適宜決めます。
参考書
・原沢伊都夫『異文化理解入門』研究社、2013
・加藤弘之『「曖昧な制度」としての中国型資本主義』
他、テーマごとに紹介しますが、興味があるものがあれば皆さんからも提案してみてください。