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2019年度
科目名 社会文化ゼミナール 科目コード 1151 単位数 2
担当者名 保坂 智 開講セメスター 第1セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
グローバル化が進む現代において、日本人であることを否応なく意識されるようになっている。そこで日本人論・日本文化論の著名なものを読みこんでまとめ、感想や意見を出し合いながら、最終的にレポートを書くことによって、自分なりの考えをもつことができるようにする。テキストは北海道にゆかりの内村鑑三『代表的日本人』、新渡戸稲造『武士道』を扱う。
到達目標
・レジュメを作成し、発表できるようになる。
・質問を準備し、活発なディスカッションが行える。
・レポートを作成し、自分なりに「日本(人)的とはどういうことか」の意見をもつ。
授業内容
1週目 ガイダンス (本の紹介、テキスト作成、レジュメの作り方)
2週目 各自の『論語』一節発表
3週目 内村鑑三について/『代表的日本人』西郷隆盛
4週目 『代表的日本人』上杉鷹山/二宮尊徳
5週目 『代表的日本人』中江藤樹/日蓮上人
6週目 各自の「代表的日本人」を発表
7週目 内村鑑三・新渡戸稲造が学んだ北海道大学探索
8週目 『代表的日本人』についてのレポート発表
9週目 新渡戸稲造について/『武士道』1〜3章
10週目 『武士道』4〜6章/7〜9章
11週目 『武士道』10〜12章/13〜15章
12週目 『武士道』16〜17章/解説
13週目 『論語』と『武士道』の比較
14週目 『武士道』についてのレポート発表
15週目 「日本(人)論」レポート発表
16週目 課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
下記の参考書を手掛かりに、担当者は本を読み、まとめる。他の参加者は読んで質問や意見を準備しておく。発表終了後は、最終レポートに向け、補足し準備すること。
成績評価の方法・基準
レジュメの作り方、疑問点の適切さ、レポートのできとともに、毎時間の質問等発言を加味する。担当箇所の発表30%、レポート40%、ゼミナール中の発言や参加態度30%。
履修上の留意点
ゼミナールという授業の形式上、毎回必ず出席し、積極的に発言して、議論を活性化することを期待する。3回休んだ場合は評価しない。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
・内村鑑三『代表的日本人』(岩波文庫)778円
・新渡戸稲造『武士道』(ちくま新書)842円
・金谷治 訳注『論語』(岩波文庫)1010円
参考書
・苅谷剛彦『知的複眼思考法』(講談社+α文庫)950円
・船曳建夫『「日本人論」再考』(講談社学術文庫)1188円
・與那覇潤『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)540円