シラバス(詳細)

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2019年度
科目名 文化心理学A 科目コード 1522 単位数 3
担当者名 玉井 航太 開講セメスター 第1セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
文化とは,特定の社会の人々によって共有される行動様式ないし生活様式であり,私たちの行動や態度に様々な影響を与えている。このような文化的背景がどのように人の行動や態度に影響を与えるのかを学び,国際社会における生活慣習や環境の相違に基づく多様な価値観や世界観の存在を理解してもらう。
到達目標
本講義では,心理学で取り扱われる諸領域や概念を幅広く扱い,その文化的差異の理解を深めることを目指し,1)異文化に興味を持ってもらうこと,2)自国と他国の相違を学び,多様性と異文化の受容性を養ってもらうことを目的とする。また,学んだ考え方や概念,理論などの枠組みから自らの周囲にある事柄を考え,それを言語化することを通し,論理的思考能力や文章作成能力を身に着けてもらう。
授業内容
1週目 オリエンテーション・文化心理学とは何か?
2週目 文化心理学の源流と背景
3週目 文化と人間性(1)(自己観−世界観)
4週目 文化と人間性(2)(知覚・認知と思考)
5週目 文化と人間性(3)(動機づけ・原因帰属・自己評価)
6週目 レポートのための文章の書き方
7週目 文化と社会(1)(個人主義と集団主義)
8週目 文化と社会(2)(政治)
9週目 文化と社会(3)(法・道徳・規範)
10週目 文化と社会(4)(宗教)
11週目 文化と発達(1)(人間発達と文化のかかわり)
12週目 文化と発達(2)(教育・学校文化・文化的マイノリティー)
13週目 文化と発達(3)(性・ジェンダー)
14週目 文化と共生(1)(幸福感と文化)
15週目 文化と共生(2)(多文化社会)・期末レポート提出
16週目 レポートの講評及び文化心理学Bへの招待
但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施出来なかった場合は、補講授業を行います。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
授業毎のリアクションペーパー,中間レポート,期末レポートは,授業の内容を踏まえて書いてもらう。そのため,授業で使う資料などをCourse Power上に事前に公開するので,毎週3時間の予習・復習をおこなうこと。毎回予習として資料を一読し不明瞭な点を抽出し,授業後にも復習を行い,紹介した事柄を理解すると共に,分からないこと,疑問に思ったことをまとめ,学んだことに対する自分の考えを整理するようにしておくこと。
成績評価の方法・基準
リアクションペーパー(10%)・中間レポート(45%)・期末レポート(45%)を得点化し,総合的に評価をする。また,授業時での態度や議論への取り組みも判断材料に含める。成績の評価は,授業週である16週の内,11週以上授業に出席した学生を対象とする。レポートの未提出には評価を与えない。
履修上の留意点
本講義では,授業週である16週の内11週以上授業に出席した学生を評価対象とする。また,2回の遅刻で1回分の欠席とするので注意されたい。
出席管理はコメントシートによっておこなうものである。
授業に関するお知らせなどはCourse Powerから行うので常に確認すること。
レポートはコメントを付けてフィードバックする。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
特になし。必要な講義資料は授業時に配布。
参考書
増田貴彦・山岸俊男 (著) 文化心理学 心がつくる文化、文化がつくる心〈上〉・(下)培風館