シラバス(詳細)

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2019年度
科目名 日本文学と日本語B 科目コード 1131 単位数 3
担当者名 保坂 智 開講セメスター 第2セメスター 開講年次 1年次
授業の方法 到達目標 実務経験  
ナンバリング ※DP(ディプロマポリシー)と到達目標の関連性については、カリキュラムマップ(商学科観光産業学科)参照
授業のねらい
さまざまな文体・ジャンルの表現を題材として、日本語の文章表現についての理解を図り、教養を高める。文字と文体について学び、どのようにして日本語散文表現が成立したかを理解するとともに、実際に書くことを通して体験的に学習していく。
到達目標
・さまざまな文体・ジャンルの日本語表現の成立過程と特色を知識として身につける。
・原稿用紙に正しく自分の考えを記述することができる。
・日本語の文章表現と他の〈メディア〉の表現との差異を説明できる。

授業内容
1週目 ガイダンス 言葉と文化
2週目 作文:私について(作業・評価・添削)
3週目 文字史(漢字)
4週目 文字史(仮名)
5週目 オノマトペ+第1回試験
6週目 作文:最初の記憶(作業・評価・添削)
7週目 文体史(和化漢文)
8週目 文体史(漢文訓読体)
9週目 作文:コップの水(作業・評価・添削)
10週目 文体史(和文)
11週目 文体史(和漢混交文)
12週目 メディア間の翻訳〈言語と映画〉
13週目 メディア間の翻訳〈言語と漫画〉
14週目 メディア間の翻訳〈言語と音楽〉
15週目 メディア・リテラシー + 第2回試験
16週目 課題に対するフィードバックを実施。但し、やむを得ず、15週目までの授業内容を実施できなかった場合は、補講を行う。
準備学修(予習・復習)の具体的な内容及びそれに必要な時間
次回講義日までに、講義プリントや扱う作品をCoursePowerに公開するので、あらかじめ確認してから講義に臨む。講義後は、配布された参考資料やプリントを復習し、理解に努める。
成績評価の方法・基準
試験を2回、レポートを1回課す。試験40%、レポート20%、講義へのコミットメントは40%として評価する。なお、出席回数が3分の2に満たない場合は評価の対象としない。
履修上の留意点
文章を実際に書いてもらう〈実践編〉と日本語による散文表現がどのように形成されてきたのかを歴史的に考察する〈講義編〉とからなる。実践編の提出物も評価対象とする。提出物はその都度、添削して返却する。
課題に対するフィードバックの方法
テキスト
特になし
参考書
・山口仲美『日本語の歴史』(岩波新書)842円
・金文京『漢文と東アジア』(岩波新書)864円
なお、必要に応じて適宜Course Power上で紹介する。