本学では、入学試験は商学部として学部単位で募集を行います。1年次から2年次前期までは学科に属さずに、大学での教養教育をもとに将来の志向をじっくり模索してもらうために、2年次学科選択制を実施しています。

これまでの学科入試から商学部としての学部入試へ

これまで本学では、入試の際にあらかじめ学科を選択する学科入試制を採用してきましたが、2011年度入試より学部入試制となりました。これは、入学生が一定期間大学生活を過ごし、高校教育とは異なる大学という教育研究環境を理解した後に専攻学科を選択することを可能にするためです。

本学が設置する学科は、商学科と観光産業学科です。本学では、特色ある大学教育を実践する大学として、「アジアの時代にアジアを学ぶ」を教育目標に掲げ、この目標にふさわしいカリキュラム(教育の内容・計画)体系を創りあげています。

大学で何を学ぶべきかを理解する、3つのセメスター

1年次(第1セメスターと第2セメスター)には、教養教育課程として語学力(異文化コミュニケーション能力)の向上と異文化交流のあり方(異文化交流科目)を学びます。
本学では、とくに語学の習得に力点を置き、修得しなければならない単位数を多く設定し、さらに独自の留学制度を導入して、会話コミュニケーション力の強化を重視しています。
2年次前期(第3セメスター)には、専門課程への橋渡し的な役割を果たす基礎科目を中心にしたカリキュラムを組んでいます。ここでは、グローバルな現代社会に必要なコンピュータ技能や、現代社会の仕組みとその基礎を形成する経済システムを理解するための基礎科目を必修科目として学びます。また、専門関連科目を選択学習して、いよいよ各学科における専門科目を習得するウォーミング・アップを完成させることになります。
この1年半の3つのセメスターでの学習を通して、皆さんは大学という教育研究の場にも慣れ、大学が何を教育研究し、大学において何を学ぶべきなのかを理解することができ、同時に、将来、自分がいかなるキャリアを積んでどのような専門職に就きたいのかを判断することになります。本学は、そうした学生の皆さんのために、キャリアアップを図る独自のカリキュラム体系を組んでいます。それがAPQ(Advanced Professional Qualification)科目です。このAPQ科目を自己のキャリア形成に活かすような形で、専攻学科を選択することになります。

商学部の学部教育を基本に専門性を深める学科教育

本学は、学部教育を重視し、学科教育をキャリア形成のための要素として捉えています。
商学に重きを置くキャリア形成を志向する学生は商学科を専攻し、観光産業に重きを置くキャリア形成を志向する学生は観光産業学科を専攻します。しかし、基本は商学部という学部教育にあります。本学の専門課程のカリキュラム体系では、2年次後期(第4セメスター)から各学科の専門科目を開設しています。
個別的な課題を学ぶ専門ゼミナールもこのセメスターから始まります。各学科を専攻した皆さんは、最初に、各学科の専門課程の基礎知識を学ぶ「基盤科目」(A群)を選択します。この基盤科目の単位を修得してから、各学科の発展科目(B群)を選択することになります。このA群・B群の単位を修得することで、各学科の基本的な教育内容を理解することができます。C群科目は、両学科の学生が自分の興味ある分野について、学科に関係なく自由に選択することができます。
ゼミナールについても、学科にこだわることなく、専門教員の掲げるテーマに合わせて自由に選択することができるようにしています。

学科選択は第3セメスター終了時に

学部教育を基幹にした本学の専門課程カリキュラム体系では、自由に学科を越えて自分の教育研究を深化させることができます。
2年次前期(第3セメスター)終了時に皆さんの希望による学科選択を実施しますが、このことによって受ける制限は、自分のキャリア形成と関係させて、先にどちらの学科の専門課程A群の科目を修得するかということだけです。どちらの学科を選択しても、途中でキャリア形成を修正したいという場合は、学科変更手続きを行うことなしに各学科の基本的な教育内容を習得することができます。

学科選択の流れ